オリエンタル白石(株)前田川橋 安全協議会

2025年6月1日より、改正労働安全衛生規則が施行され「熱中症対策」が正式に義務化されます👷🏻
もはや「暑さは気合いで乗り切る」といった根性論では通用しない時代です。 建設現場では今なお、「暑さは我慢するもの」「水を飲むなと言われて育った」といった古い考え方が根づいていることがあります。 特にベテラン作業員の間では、「倒れるまでやるのが当たり前」といった無言の圧力が存在し、体調不良を申告しづらい雰囲気が現場に蔓延しているケースも少なくありません。 しかし、この“我慢”こそが、熱中症による重大事故を招く大きな要因です。 実際、建設業は全産業の中でも熱中症による死亡者数が特に多い業種であり、対策の遅れが命に直結する現場であることを忘れてはなりません👷🏻‍♂️

建設業では、以下の2点が明確に求められるようになります。
・報告体制の整備と周知（体調不良やリスクの兆候を、誰が誰に・どう伝えるか）
・対応手順の整備（異常を感じた際の初期対応・緊急連絡・作業中止の判断基準など）
「水分補給を促していたから大丈夫」では済まず、万が一の際に、報告→判断→対応がスムーズに行える体制が整っているかが問われることになり、現場の一人ひとりが熱中症の正しい知識を持ち、初動の重要性を理解していきましょう👷🏻‍♀️